達成感に必要なものとは?

2022.09.25

強いメンタルを育てていくには、いったい何が必要なのでしょうか。その答えは「達成感」です。実は子どもの頃に必要なメンタルを育てるプロセスとは、達成感をつくることなのです。達成感がある人は、おのずとメンタルが強くなります。では、「達成感」を得るために必要ものとは何が大切なのでしょうか。

結果目標ではなく行動目標を設定しよう

「達成感」を得るためには、当然目標が必要になります。その目標の立て方がとても重要です。必ず結果目標ではなく、行動目標を設定するようにしてください。

現代では、子どもの出した結果が親の通知簿のように考えられがちです。しかし、それは大きな間違い。

たとえば、子どもがミルクを飲まないだけで、お母さんは自分が悪いんじゃないかと責める傾向があります。

子どもの発育の時期が終われば、次は学校の成績や習いごとなどで、子どもが結果を出さなければ、親は自分を責めるのです。

しかし、ここでの大事なポイントは、達成感を得るための目標とは、結果目標でなくてもいいのです。

また、目標とは、親が決めるものではなく、世間からの評価でもなく、子どもが自主的に決めることです。

そして、「一番になる」というような結果目標ではなく、「最後まであきらめずにやり抜く」といった行動目標を立てることが大切です。

子どもが部活動などで、途中であきらめたり投げ出したりせずに全力でやりきることを約束し、やり遂げられれば、試合の結果はコテンパンに負けたとしても、大きな「達成感」が得られるのです。

悔いはないと言えるぐらい全力でやりきろう

体操のアテネオリンピックの金メダリストの米田功さんは、結果的に1ポイントの差で北京オリンピックに行けず、その日のうちに引退を発表しました。

彼は引退会見で「北京オリンピックには行けませんでしたが、最後まであきらめないという目標は達成できないので悔いはありません」と言いました。

オリンピックには出られないけれど、目標は達成できたので悔いはない。これは究極の行動目標だと思います。

彼の現役最後の演技は、心身ともに近年稀に見る素晴らしい演技だ、と歴代の体操の金メダリスト達をはじめ多くの方々から絶賛されました。

オリンピックに行くことも大事ですが、オリンピックに行った選手全員が「達成感」を持って、大会を終えられるかというと、なかなか難しいものです。

ケガで活躍できなかったり、自分のなかにあるプレッシャーに負けてしまった場合は、達成感を持ちづらいのではないかと思うのです。

究極の「達成感」とは、勝っても負けても、オリンピックに行っても行かなくても、まったく悔いはないと言えるぐらい、全力でやりきること。

逆に少しでも自分がサボっていたと思うことがあれば、実は得られないものなのだと覚えておいてください。

最後に、行動目標がきちんと達成できる子どもは、やはり結果も出るようになります。

トップアスリート達は、それをよくわかっているので、自分で決めた行動目標に基づいてストイックに練習することが好きです。きつくても大切な練習をするという、日々の行動目標を積み重ねていけば、結果はあとからついてくることを知っているからです。

行動目標を設定して全力でやり遂げられれば、結果を問わずに達成感が得られるのです。

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