子どもにのびのびとやらせる条件とは?

2022.10.01

子どもにのびのびと育って欲しいと思っていても、空回りしてしまうこともあるでしょう。では、子どもにのびのびとやらせるためにはどうすればいいのでしょうか。それは、親が子どもに対して、とにかく「あなたは天才だ」と言うことです。アイディア高等学院ではこれを「天才ストローク」と呼んでいます。

「あなたは天才なのよ」と沢山言って、できる人として扱おう

実はオリンピックに出る選手達は、不思議なぐらいに「天才ストローク」を受けて育っています。

とにかく親が子どもに「天才よ」と言い続けることで、子どもも自然に「そうなんだ」と思うようになるのです。これはとても大切で、子どもの人格形成に繋がるのです。

しかし、意外に親は子どもが何かをやり遂げて、浮かれていると、「調子に乗ってちゃダメだ」と言ったり、「天才だ」とは言わないものです。

そこで、アイディア高等学院ではお父さんやお母さんに「お宅のお子さんは何の天才ですか?」と聞くようにしています。

天才とは、記憶りょおくや運動能力などのわかりやすいものだけでなく、「カブトムシを育てる天才」でもいいのです。親は意外に自分の子どもが何の天才なのか、わかっていない場合が多いです。

たとえば、虫の死骸を拾ってくる子に対して、「気持ち悪いんです」「うちの子はだめなんです」と言うお母さんがいます。

でも、要は子どもが虫や生き物に対して、ものすごく興味を持っているわけです。この子の場合は、生きものを扱う天才であり、将来は遺伝子の研究をして、ノーベル賞を受賞するかもしれません

何に興味を持っているかに目を向けて、何の天才なのかを見つけよう

このお母さんは、「気持ち悪いから家のなかに虫を入れるのはやめて」とずっと厳しく言い続けて、子どもの興味を押さえつけていました。

お母さんは「うちの子は頭がおかしいんです」と言うのですが、子どもは蝉の死骸を拾っているだけで、殺して捕っているわけではないのです。

子どもが生きものに関心を持つことは逆にいいことで、規制しないことが大切です。

子どもの興味を無理に規制して、抑圧すると、今度は死体に執着したり、虫ではなく、動物の死骸を拾ってきたりして、死生観を歪めてしまった場合は、サイコパスの引き金になったりすることもあります。

子どもには「いろんなことをやってみたら」と薦めて、「天才だよね」「すごいね」と言うことが大事です。

親が子どもに「天才だ」と言い続けることで、子どもは「天才なんだ」「やればできる」と言う自分への肯定感を持ちます。親は子どもの興味に目を向けて、何の天才なのかを見つけていきましょう。

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