環境を変えたがる親は子どもの成長を妨げる

2022.10.03

今どきの親のなかには、子どもが学校ですぐに嫌なことがあったり、思い通りにいかずに落ち込んだりすると、学校の先生にすぐにクレームをつけたりして、子どもが置かれている環境を変えようとする人がいます。しかし、環境を変えてばかりいると子どもの成長を妨げてしまいます。では、環境を変えずに子どもの成長へと繋げるためにはどうすればいいのでしょうか。

自分の心の持ち方や捉え方次第で、幸せになれる

子どもは、成長過程で「世の中には自分の思い通りにならないことがある」ということを学んでいかなければいけません。

社会に出るための一番大切なトレーニングなのに、環境を変えてしまったら、トレーニングにならなくなるのです。

もし、子どもが「授業がつまらない」とか「先生が嫌いだ」と言っても、親は「 それはあなたがどう思うかでしょう」と言うべきです。

要は、環境は変えられないけれど、自分の心の持ちようなのです。

親が先生や学校にクレームを入れてしまうのは、もってのほかです。子どもに「環境は誰かが変えてくれる」という間違った考えを植え付けることになります。

社会に出た時に、上司や職場などの環境を変えられることは、会社を辞めない限り、なかなかないのですから。

大切なことは、子どもは成長過程で「世の中には自分の思い通りにならないことがある」「環境は変えられないけれど、自分の心の持ち方次第で幸せになれる」と覚えることが肝心です。

子どもが一度「無理」とか「いやだ」と思っても、自分の心の持ち方や捉え方次第で、幸せになれることを覚えていけばいいのです。

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