2022.12.29
相手と競っていたのに試合には負けてしまうことがあります。
実はこれ、100パーセント間違いなく、メンタルの問題です。
今回は試合中のメンタルの問題を解決する秘訣をお伝えします。
競い合いになるということは、能力は大差がなかったのです。
あなたが試合中、「こんなにうまくいくはずがない」と不安につかまっていたり、「勝てる」とは思っていなかったり、「負けるかも」というような考えがよぎってしまうから、競り負けるのです。
確かに競い合う試合展開は、高い緊張感が続き、「失敗できない」というようなプレッシャーが襲ってきます。それで、不安や弱気の心が生まれてしまうものです。
競っている時に不安が押し寄せてきたら、「勝てる!勝てる!」「絶対取れる!」とくり返し唱えてください。
不安が入り込む隙がないようにやることがポイントです。自然と勝負に集中していけるようになるはずです。
くり返しますが、競っているということは、実力は互角です。
実力に差がないのなら、余計な気持ちは排除しましょう。「今ここ」に意識を集中することが大事です。
死ぬ一歩手前ぐらいのパフォーマンスを出しきるという気持ちで試合に臨めば、絶対に勝てます。
ちなみに、この体験を一度すると、「自分は競ったら勝てる」と考えるようになり、強くなります。
なかには、核上の相手との試合で競り始めると「来た!来た!」とうれしくなる選手もいるほどです。
競り合いを見事制した選手には、私は「よかったですね。あなたはこれから現役をやっているかぎり、競ったら勝てる選手ですよ」と言います。
そうして、「競ったら勝てる自分」というイメージを強化していくのです。