無意識に管理されている私たち

2023.01.29

習慣に必要なのは、自分で自分を管理することです。

では、自分を管理することは、本当に面倒くさいですか?大変そうですか?

今回は、どんな風に自分を管理していくかについてお話をしていきたいと思います。

人は無意識のうちに管理をしない習慣を身につけている!?

「自己管理」という言葉を聞いただけで、なぜ「面倒だ」「大変だ」と思うのでしょうか。

私たちは、自分が今まで無意識に身に付けてしまっている、つまり「無意識の習慣」に管理されているからです。

この「無意識の習慣」には当然いい習慣もあれば、悪い習慣もあります。そして、今の私たちは過去の自分が作り上げてきた習慣に、無意識に管理されています。

ですから、「自分を管理する」という言葉だけで「面倒だ」と思う人は、すでに無意識のうちに管理をしない習慣を身に付けてしまっているのかもしれません。

ここまでの話を、ダイエットを例に挙げて説明しましょう。

ダイエットを妨げるもののひとつに、甘いものをちょこちょこ摘んで食べてしまうケースがあります。

ほんの少しずつのつまみ食いであっても、頻度が増せばカロリーもそれなりで、太る原因になることは誰もが知っているはずです。

それでも、疲れて頭がぼんやりしてきたときに甘いものを口にしてしまいます。

一時的に血糖値が上がるので、頭がすっきりするし、食事と食事の間に感じる空腹感も和らげてくれるからです。

では、甘いものをよくつまむ人がダイエットのために、甘いもの断ちを実行したときに、どんな理由で続かなくなるでしょうか?

「頭がぼんやりする」「何だか疲れた」「空腹だけど、食事までにはまだ時間がある」といったところではないでしょうか。

ここで改めて質問です。

なぜ甘いものをつまむという、習慣をやめられないのでしょうか?

もう、おわかりですよね。この場合、今までの経験から「頭がぼんやりしてきたり、空腹を感じると甘いものを食べる」よう、無意識に管理されているのです。

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