2023.02.09
精神的にプレッシャーがかかるものとして「忙しさ」があります。
いつも上司にきちんと確認してから、仕事に取り組む部下がいます。あるとき、なぜかこ の部下が上司に確認しなかったことがありました。
本人も上司に確認しなければならないことはよくわかっているのに、なぜ自分が確認しなかったのかがわからないのです。
よくよく見ていると、この部下は、仕事が忙しくなり、自 分にプレッシャーがかかってくると、人とのコミュニケーションを絶つようになるのです。
おそらくこの人にとってのコミュニケーションは、周りが思うよりもずっとエネルギーを要することなのでしょう。
自分のなかに壁を作る人の場合、その壁を乗り越えて、人と関わらなければならないから、負担を感じてやめてしまうのです。
反対に、壁がなくて自分をさらけ出せる人がパニックに陥ると、今までは難なくやってきたこともよく聞きにくるようになります。
プレッシャーからパニックに陥ると、人に聞きにくるタイプと、逆に聞かなくなるタイプ がいて、自分のなかでもどのタイプか見極めることが大切です。
もし、自分の周りにパニックに陥っている人がいたとしたら、特に人に聞かなくなるタイ プに気をつけて、フォローしてあげるといいでしょう。
仕事の経過をずっとメールで報告してきた人から、2週間ぐらい報告がなかった場合、何かしらの異変が起こっているのです。
本人は精神的に非常にきつい状況でも、とても大人しいので、周りは手がかからないと思ってしまいがちです。
しかし、コミュニケーションを絶ってしまうタイプだと認識しておけば、 連絡がないときにこちらから連絡してみると、状況を打ち明けられたりして、早めにリカバーできるのです。