プレッシャーを受けたときの行動パターンを知る

2023.02.10

子育てや仕事など忙しい日々を送っていると、いつも通りにできなくなってしまうことはありませんか?

イライラして人に喧嘩をふっかけてしまい、問題をこじらせていく人や、先ほどの例のように自分で抱えこみ過ぎて、崩壊してしまう人もいます。

とにかく心配で仕方がなくなり、「人に「もういいよ」と言われてしまうまで、繰り返し聞きにいってしまう場合もあります。

このように、ストレスによってミスをしてしまう人は、まず、自分にプレッシャーがかかった場合、どんな行動をしてしまっているか、知ることがとても大切です。

自分がどうなっているか文章にしてみよう!

ミスの原因が自分のなかにあるとわかれば、解決できるからです。自分のなかにあることは、自分でコントロールが利きます。

例えば、こんな話もあります。

上司に書類を提出したものの、内容を間違えていた部下がいました。

上司に間違いを問われて、部下は「他の仕事を押しつけられたから、できなかった」と言い訳してしまいます。

これだと、悪いのは自分ではなく、忙しいときに仕事を押しつけられたことが原因になってしまうのです。

では、他の仕事が来ないように断ることができますか?

もっといえば、自分が暇なとき にだけ、仕事が来るように調整できるでしょうか? 難しいですよね。

他の人のせいにしたり、自分のなかに原因を見出せずにいると、いつまで経っても問題は改善できません。

他の人は、自分にとって都合がいいように動いてくれませんし、その行動や気持ちを思うようにコントロールすることはとても難しいことです。

だからこそ、自分に責任があると思えるすべての問題は、解決できるのです。

逆に自分に 責任がないと思うことは、一切解決できないことを知っておきましょう。

私にもパニックになっているときの行動パターンがあります。

私が家族と言い合いになってしまうときは、実は「あれもこれもやらなきゃ」とパニックに陥っているときです。

自分が知らないことを「やったほうがいいよ」と言われるのは素直に聞けるのですが、 自分でもやらなければいけないとわかっていながら、まだ手を付けられていないことを言われると、「もう、わかってる。やるつもりだから!」と怒ってしまうのです。

私がそんなふうに夫に八つ当たりしたときは、今、自分がどうなっているのか文章にしてみます。

そうすると、自分がどうしてパニックに陥っていたかがわかるのです。

例えば「今日、部下がトラブルを持ってきたから、やろうとしていた家の用事ができなかった」と記したとします。

そこには下がトラブルを持ってきたことに対して、いい悪いじゃなくて、どこかで恨みに思っている自分がいるのです。

「私が忙しいときにこんなトラブルを持ってきて」という 気持ちが浄化されずに、溜まっているのです。

部下に対して、仕方がないことだとわかってはいますが、忙しいときに手をとられたとも 思っています。

そして、家の用事もしないといけないと思うときに、十分にわかっているこ 夫が言うので、言い合いになるのです。

このように、改めて文書にしてみると自分の行動パターンが見えてきます。

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