偽カウンセラーとして子どもに接する親が増加中

2022.09.24

実は最近、我が子を弱い者として扱う、偽カウンセラー的な親が増えています。偽カウンセラー的な親は、よくこう言います。「うちの子がかわいそう」「先生が答えられない問題を立って答えさせようとするんです」「うちの子は授業がつまらないと言っています」悩んでいない子どもに対しては、親がカウンセラーである必要はありません。親は普段、ともに夢を実現するメンタルトレーナーとして子どもと接すればいいのです。

母性的な部分と父性的な部分を意識的に使い分けよう

ご家庭での母親のパワーが強いと、母性の割合は当然強くなります。

母性のイメージをわかりやすく言うと、親鳥が巣のなかのヒナを守り、ヒナの口にエサを次々と運んでいるようなもの。

もし、母性が強すぎると、ヒナが巣の外に出ようとしたら、親鳥は外敵が危ないからと、羽根を覆ってしまって、出そうとしません。

しかし、逆に親鳥に父性があれば、ヒナに外に出るよう促し、自分の力で飛べるように自立させていくのです。

現代では女性の立場が強くなり、どちらかというと、母性の部分が強くなりがちです。母性が強すぎると子どもを自立させずに弱いものとして扱ってしまう傾向にあることを心に留めておきましょう。

親は母性的な部分と父性的な部分を意識的に使い分け、コミュニケーションしていく必要があるのです。

カウンセラーとしてではなくメンタルトレーナーとして接しよう

アイディア高等学院では他人から「お子さんがかわいそうね」と言われたら、「そうじゃないと反論して」と指導しています。

たとえば、両親が共働きの家庭の場合、「お母さんが働いているのね。お子さんはかわいそう」と近所の人に言われたら、お母さんも子どもも「うちはかわいそうじゃありません。家族みんなが納得しているし、お母さんは看護士としてすばらしい仕事をしています」ときちんと言うべきなのです。

周りの身勝手な価値観で、我が子をかわいそうな子どもにしてはいけないのです。

また、親が偽カウンセラー的に、弱い者やかわいそうな者として接していると、子どもは精神的に不安定になりやすいです。

子どもに何も悩みがない場合は、カウンセラーとしてではなく、メンタルトレーナーとして接するようにしましょう。

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