子どもに与えすぎる親は、家庭内暴力の原因!?

2022.10.26

今は高齢出産も増えてきて、親の年齢層が高いぶん、精神的にも金銭的にも余裕が出てきて、パワーがあります。

そのぶん、子どもに与えるもののボリュームが大きくなっているように感じます。

子どもにいい教育を施したり、いろんなものを与えるチャンスがあるということは、まったくないよりはいいことだと思います。

ただし、パワーを持てば、同時にコントロールする強いメンタリティを持たなければいけません。パワーに振り回されるのは、人間の常なのです。

今回は親が子どもに与えすぎることへの影響についてお話をしていきたいと思います。

子どもの手を入れたり、一緒に作ったりすることがものすごく大事

「うちの子には、何不自由なく与えてきました。子どもが欲しいと言うものは、何でも買いました。でも、今になって、どうしてこんなに親を殴るのでしょうか」

こうした親子の構図は実はたくさんあります。「与えるほど奪う」と言う言葉は、まさにそれです。

親は子どもに惜しみなく与えているつもりが、子どもがひとりで頑張る力や考える力をどんどん奪ってしまっているのです。

人間は自分で何かを見出したり、努力をして手に入れていくことが大事です。

しかし、この場合は、親に余裕があるぶん、子どもの欲求のままに応えてしまい、子どもに「いやなことがあったら、キレて、怒鳴ってさえいれば、何でも買ってもらえる」ということを教えてしまっているのです。

別に親は子どもに何かを与えなくてもいいのです。

親は「与えないといけない」と思えば思うほど苦しむし、子どもも「与えてもらっていない」と言い出すようになり、双方が苦しむ結果になります。

子どもにおもちゃを買い与えると、その時は喜ぶけれど、3日ぐらいで飽きて、ゴミのように放置されてしまう。だから、もうおもちゃは買わないと決めた親がいました。

その代わり、子どもに自分で工夫して、おもちゃを作らせるようにしたのです。

 子どもは、マヨネーズの空容器に顔を描いて、人形で遊ぶようになりました。そのマヨネーズの人形は、意外と子どもに大事にされて、何ヶ月経っても捨てられずに手元に残ったそうです。

買い与えられた人形と、マヨネーズの人形の違いは、何でしょうか?

それは、子ども自身の手が入っているところです。

親としては、子どもにおもちゃを作らせて、ケガをされてもいやだから、買えばいいと考えるのですが、やはり子どもの手を入れたり、一緒に作ったりすることがものすごく大事です。

他にも、男の子でも女の子でも、なるべく早い時期に台所に入れて、一緒に料理を作ると子どもはご飯を残さずに食べるようおになります。

子どもがご飯嫌いなのは、自分で作らないから。自分で作ったものなら、子どもは食べるのです。

与える喜びも、もらう喜びも、ほんの一瞬で終わってしまうものです。だから、何かひと工夫を加えて、一緒に作ったり、手をかけることが大切です。

また、ある程度のメリハリをつけることが大事ではないかと思います。

たとえば、アメリカの子どもは、クリスマスプレゼントなどはわりと派手ですが、意外と普段は買ってもらっていなくて、年1回程度です。

だから、子どもは年1回のプレゼントをものすごく楽しみに待っています。

一方で日本の子どもは、日頃からたくさんもらいすぎて、クリスマスの喜びが薄れてしまっているのです。

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