目標は小さくてもいい

2023.03.19

「自分の目標はないです」という人も多いです。

でも、目標は大きくないといけないわけではありません。

反対に、どんな些細なことでもいいのです。 例えば、「今年の目標は、ひとりで旅行に行くことにしよう」というのもいいと思います。

よく勘違いされやすいのですが、「目標」イコール「職業」などではないのです。

毎日、自分のなかで、「プチ目標」を決めていくことが大切です。

「今日は笑顔で人と接することにしよう」

「今週は体にいいものを食べよう」 「今月は今までご無沙汰していた人に電話をかけよう」

そうやって自分で「プチ目標」を持って、人生を楽しんでいくのです。

逆に、大きな目標があったとしても、それが人生のすべてを網羅しているわけではないですから。

例えば、私の場合、カウンセラーやメンタルトレーナーをやることで、人生のすべてを達成しているかというと、そうではありません。

だから、不足している部分は、毎日「プチ目標」をたくさん立てることでフォローしています。

それが「生き方」、つまり、「こうして生きていきたい」と思うことと、すべて繋がっていて、仕事や家庭など、毎日の自分の時間の過ごし方と一致しているから、幸せだと言えるのです。

これらがバラバラになっている人は、意外に少なくありません。

仕事に関していうなら、「職業」ではなく、どんな「質」の仕事をしたいかなのです。

あなたが仕事をしていて、楽しいときはどんなときですか?

人に喜んでもらったとき。お金をたくさんもらったとき。 上司に認められたとき。それらがひとつの「質」です。

「職業」や「会社」は、あくまで「箱」であって、「質」ではないのです。「質」を追求するために、 キャリアチェンジをすることもあり得ます。

一 ある男性が「人の役に立ちたい」と思って、小学校の教師になりました。5年間働いたあとに、教育制度そのものに対して思うところも出てきました。

次に、その人は「インフラを整えることで、人の役に立ちたい」と考え、IT企業に勤めることもあるのです。

学校の教員、IT企業の社員、そしてその後は、海外でのボランティア活動と続きます。

一見、バラバラに見えても、本人としては、「人の役に立ちたい」という「質」のところで、 一本筋が通っているのです。

つまり、「質」の部分は変わっていない。

しかし、自分の求める「質」がわかっていないと、教師として、違和感を覚えながら、学 校から学校へと転々とすることになってしまいます。でも、本当はそうしたいわけではないのです。

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