子どもと一緒にいる時間が少ないと自分を責めてしまう

2023.05.14

働く親は、自分が子どもと一緒にいる時間が少ないのではないかと考えがちです。

ただ、子育てとは、子どもに一極集中的に向くものではなく、親と子どもが一緒に生きていくものだと考えてください。

親の生き方が子どもに見せられる一番のプレゼントです。

世の中が豊かになればなるほど、親の子育てへの負荷はかかってくるし、親が子どもに手をかければかけるほど、子どもの人間力は落ちてしまいます。

発展途上国の子ども達は、親が働いているのを見て、自然に手伝っています。

こうした子ども達は、家のことが何もできないという子はひとりもいなくて、人間力は非 常に高いと言えます。

反対に日本の場合は、親が子どもに手をかけすぎていて、何もできない子どもをつくってしまっているのです。

なかには、掃除機をかけたこともなければ、食器を洗ったこともない子どもが社会人になることがあります。

親と子どもが一緒にいる時間の長さを問題にするよりも、親が何を考えて、どう生きているかを子どもに伝えることが大事です。

たとえば、お母さんが休みの日も忙しいのですが、 子どもと一緒にお昼ご飯を食べました。

その時に、自分が今何をやっているのか、子ども達は今何をやっているのかを話し合うことは、ものすごく大切なのです。

もっともよくないのは、相手に無関心な状態です。

親と子どもが一緒にいても、子どもがやっていることに興味がなく、自分がやっていることも語らない。

だから、子どもの相手にしても、夫婦間にしても、ポイントは同じ。

相手に興味を持って、相手の話を聞いたり、自分のことを話していれば、何も問題は起きないのです。

ページトップ