チームを強化する方法をメンバーに決めさせるテクニック

2023.05.25

人は、他人から「頑張れよ」と言われても、頑張らないものです。

人は他人から指示され ると、やらされている感覚を持ってしまうからです。

そうではなく、選手自ら「頑張ります」と言うように工夫をしなければいけないのです。

そこで、まずはチームメイトに「どうしたらできると思う?」「どうしたら勝てるように なると思う?」「どうしたら強くなれると思う?」などと問いかけてください。

そして、ひ とりひとりの話をじっくりと聞いてください。

誤解を恐れずに言えば、ひとりひとりの話を聞いても、出てくる意見はだいたい同じです。

つまり、チームを強くするための秘策を持っているチームメイトはひとりもいないのです。

人の頭の中身は、極端にかけ離れていないのです。

もし、つまらない意見であっても、「そ ういうのもいいですね。他にはありますか?」と丁寧に聞いていくことが大切です。

これは カウンセリングの技法のひとつで、傾聴法といいます。

そうやってみんなの意見を聞いていくと、だいたいリーダーのなかにある希望の練習メ ニューに仕上がるものです。

リーダーが新しい練習メニューを募集したというよりは、選手達が自ら言ったということが重要なのです。

人は、人から言われたことはやらないものの、自分で言ったことはやるものです。

さらに 言うと、人は、人から言われたことは忘れるのですが、自分で言ったことは覚えているのです。

だから、リーダーはチームメイトを信用して、チームがどうすれば強くなれるのか語らせることが大事です。

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