子どものコミュニケーション向上と、家庭のつながり支援の成果について

2026.08.07

~運動プログラムでコミュニケーション力を育み、孤立しがちな家庭を支える保護者会~

株式会社アイディアヒューマンサポートサービス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:浮世満理子、以下アイディアヒューマンサポートサービス)が運営する通信制高校サポート校「アイディア高等学院」は、在校生向けの学習合宿にあわせて、コミュニケーション向上を図る運動プログラムと保護者が相談しやすい環境をつくるための保護者会を地域のご家庭に開放しましたので、ご報告いたします。

 ■背景 

 文部科学省が全国の学校を対象に行っている調査によると、令和5年度間の不登校の小中学生は約34万6千人と11年連続で増加し、過去最多を更新しました。そのうち、学校内外のどこからも専門的な相談・指導を受けていない児童生徒は約13万4千人、全体の約39%にのぼります。高等学校の不登校生徒数も約6万9千人と過去最多です。

 【子どもの課題:コミュニケーション】人との関わりに苦手意識を持つ子どもにとって、言葉を交わすこと自体が高いハードルになる場合があります。特に通信制高校は登校日数が少なく設計されており、体育の実技やクラブ活動の機会も限られやすい構造にあります。スポーツ庁が毎年実施する「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の対象校種も公立高等学校の全日制・定時制のみで、通信制課程は含まれておらず、生徒の運動機会は統計の面でも見えにくい存在です。

 【保護者の課題:孤立】核家族社会では、お子さんとの向き合い方について身近に相談できる相手がいない、というご家庭も少なくありません。また、専門的な支援につながる機会がすくない実態があります。

※出典:文部科学省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」/スポーツ庁「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」調査概要

 ■目的 

 体を動かすことは、言葉を使わなくても仲間になれる数少ない手段の一つです。アイディア高等学院では、この数少ない機会をあえて「言葉を使わずに仲間になれる」コミュニケーション支援の場として設計し、運動が苦手な生徒も簡単に取り組める、風船を使ったワークを取り入れました。まず一人で行う風船リフティングから始め、次にチームで行う風船リフティング、障害物競走・借り物競争、仮装リレーへと、徐々に仲間と協力して取り組む内容へ段階を踏んで発展させる構成としました。言葉を交わさなくても自然に体を動かしながら関われる内容とすることで、コミュニケーションに苦手意識のある生徒も無理のないペースで仲間と関われるよう工夫しました。

 保護者向けには、お子さんとの関わり方について専属のメンタルトレーナーが相談を受け、気軽に相談できる関係性を構築する機会となりました。

 ■結果 

 運動プログラムでは、体を動かすことに苦手意識のあった生徒も、風船を使ったワークを通じて自然にチームの一員として活動する様子が見られました。個人での取り組みからチーム戦、そして仮装リレーへと進むにつれて、生徒同士の声かけや協力する場面が増え、最後の仮装リレーでは大きな盛り上がりを見せました。通信制高校としては珍しい運動プログラムの実施により、言葉を介さずに仲間とつながる機会を届けることができました。

 ■今後について 

 ご家庭だけで抱えるのではなく、少しでも相談しやすいよう、保護者会を毎週開催しています。アイディア高等学院では、今後も子どものコミュニケーション力を育む機会と、保護者が安心して相談できる場を、地域の皆様に向けて継続して届けてまいります。

ページトップ