2023.04.17
自主性を育てるには、子どもでも大人でも、ポイントは3つしかありません。
「自分で考えさせる」「自分で決めさせる」「自分で責任を持ってやりきらせる」ことです。
これは達成感をつくるサイクルとも繋がっているので、メントレ的には絶対に必要なことです。
人は他人から言われてやったことで成果を得た場合と、自分で選んでやったことで 成果を得た場合とでは、後者のほうが肯定感はグンと高まるのです。
だから、子どもの頃から、自分で小さな目標を考えて、選ばせて、やりきらせるのです。
たとえば、週末に家族でどこかに出かけることにしました。
まず、親が行き先を考えるのですが、子どもにも「どこがいいと思う?」と考えさせるのです。
自主性のない子どもは「ディズニーランドに行きたい。このアトラクションに乗りたい」と要望を言うだけです。
親が「でも、混んでいるよ」と言っても、子どもは「なんで?いやだ!」と言い出すのです。
これでは、子どもに自主性も何もないので、自分で考えさせます。
「ディズニーランドはすごい渋滞と行列付きですが、近くの遊園地なら比較的スムー ズに行けます。どっちにする?」
それでも子どもがディズニーランドに行きたいと言うなら、一回行ってみて、大渋滞に巻き込まれて痛い目に遭ってみてもいいと思うのです。
やはり、 ものを選ぶということは、いろんなリスクを知った上でしか選んではいけないのです。
ただ、やりたいことを言うだけでは、選ぶことになっていないのです。
もし、ディズニーランドに行くのに渋滞になった時は、選んだ ないのはもちろんのこと、みんなが文句を言わないように、最後まで明るく元気に振る舞おうと目標を決めるのです。
渋滞になったら、子どもに「じゃあ、お兄ちゃん。明るく盛り上げるのお願いね」と言えば、さすがにやりきろうとして自主性が出てくるはずです。
そうして、だんだんと大きなことを選ぶようにしていくと、ゆくゆくは進路を聞かれても決められるようになるのです。
どちらでもいいことはなるべく子どもに選ばせながら、普段から選ぶ練習をしておいてください。
小さな選択と責任を沢山積み重ねていって、大きな選択がきちんとできる人に育ていきましょう。