2023.01.02
子どもと他人を比べることは意味がありません。
ただ、つい周囲の子と我が子を比べてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、親としてどんな風に子どもとしてどんな風に接したらいいかについてお話をしていきます。
もし比べるとしたら、プラスとプラスの比較しかしないことが大切だと思います。
たとえば、「あなたのお父さんはすごく頭がいいから、あなたもやればできるわよ」と、比較対象の人も子どももプラスで表現することです。
逆にプラスとプラス以外は問題です。
「お父さんはすごく頭がいいのに、あなたはなんで馬鹿なの」
「お兄ちゃんは何でもできたのに、あなたはなぜできないの」
これらはプラスとマイナスの比較でよくありません。他にもマイナスとプラスの比較もあります。
「お父さんは犯罪者だから、あなたはいい子になってね」
「お父さんは浮気性なの。だから、あなたはそんな風にならないでね」
これは、子どもをマイナスに表現するよりはましなのですが、比較対象の子どもの家族を落とすこと、特に父親を落とすことは、子どもの人生に悪い影響を与えます。
さらにもっともよくないのは、マイナスとマイナスの比較です。
「お父さんが浮気性だから、あなたもそうなるわよ」
これでは、子どもを犯罪者決定と言っているようなものです。親は子どもを比較することは、その子のルーツやアイデンティティに関わることだと、自覚を持ってください。
なるべくなら比較することはしないほうがいいのですが、もし比較する場合は、プラスとプラスの比較をスパイス的に入れるようにしましょう。