2023.03.18
さて、自分自身と向き合わなかったら、人生はどうなっていくのでしょうか。
例えば20代のころ、「今が楽しければ、それでいい。考え過ぎるとストレスになるから、考えないほうがいいよ」と言う人もいました。
私はその言葉を聞いて、「勇気があるな」と思いました。
何も考えずに生きていくという のは、大海のなかで行き先がわかっていない船と同じです。
そして、自分という船は、どこをめざしているのかわかっていないと、前にも進めず、漂ったままなのです。
何も考えていない人は、海の上で「空はこんなに青いし、かもめも飛んでいるよ」と言います。
しかし、私は「嵐が来ることもあるだろうし、そのときに自分に沈まないだけの力が ないと怖い」と思ったのです。
将来の自分を考えない人は、「今が晴れているからいいや。嵐が来ても何とかなるだろう」 と思うのですが、一見ポジティブに見えて、全く前向きではありません。
彼らは、「何とか 「なるよ」とよく言うのですが、実際は何ともならないのです。
「貯金なんかなくても、何とかなるよ」
「別に将来のことを考えなくても、そのときに考えればいいから」
「とりあえず、結婚はしない」
最近の若い世代に多いのは、このような行き当たりばったりの生き方です。
例えば、ものすごく働いているのに、月収は12万円。それでも、自炊をすればコンビ 行かなくてもいいのに、気づけばコンビニで何となく数万円使って、月末には家計が火の車。
この人たちに共通しているのは、将来へのビジョンがなく、目標もないことです。
今は 貧乏でも、将来は脱出して、こうなっていきたいというビジョンが弱いのでしょう。