2022.11.17
悔しさとは、人それぞれで感じる状況が違います。「試合に負けた」=「悔しい」というわけではありません。
例えば、テニスなら格上の相手と戦ってばかりいると負け続けることになります。
選手本人も「どうせ無理だろう」「負けてもしょうがない」と思いながら戦っているので、そのうちに負けても「悔しい」という思いに至りません。
しかし、悔しさは、自分を大きく成長させてくれる大事な感情です。
今回は正しく悔しがることの重要性をお話をしていきたいと思います。
メンタルトレーナーは悔しがらない選手には怒ることはよくあります。
負けたことに怒るのではありません。悔しいと思わないことに怒るのです。なぜなら、試合に負けて悔しがらないと、次に絶対に強くなれないからです。
「負けて悔しい」と思う気持ちは、自分が勝つことが前提で、その勝負に臨んだということです。
だから悔しいのです。
その悔しさは、マイナスのエネルギーではなく、なぜ自分が負けたのか、次はどうやったら勝てるのかと考えさせます。
つまり、このあと成長するためのヒントを敗戦から学べます。正しく悔しがるから、人は強くなれるのです。
悔しさは成長するためのエンジンと言えます。
「悔しさ」は勝つことが前提のなかで「負け」たから起こる感情です。
だからこそ、なぜ自分が負けたのかを探求することで、次の勝利につながり悔しさを晴らすことができるのです。