「自分を管理したくない」習慣を変える「組み換え」の法則

2023.01.30

すでに無意識の習慣になってしまっていることをいきなり変えるのは、難しいものです。

とはいえ、よくない習慣は変えたいもの。頑固な「無意識の習慣」を変えるには、どんな手立てがあるのでしょうか?

実は、今実行している、あるいは無意識に実行されてしまっている習慣を組み換えることは、比較的容易にできるものなのです。

ダイエットをしたくても、つい甘いものをつまんでしまうケースであれば、甘いお菓子から、低カロリーでヘルシーな果物に組み換えることはできるはずです。

すでに体重が減るような劇的な効果は得られませんが、少なくとも胃への負担や摂取カロリーを軽減することはできます。

私たちがまずやるべきなのは、小さな習慣の組み換えです。

好きなものを組み換えれば、ストレスフリーに実行デッキる

この「小さな習慣の組み換え」で、食事でダイエットをするときのコツをお教えしましょう。

基本的には、自分の好きなものを食べていいのです。

ただし、自分の好物を書き出して、 カロリーの高いものと低いものに分けてみましょう。

自分の好きなもののなかに、調理次第でカロリーの低いもの、高いものがあります。

私の場合は、鶏肉がそうです。

その鶏肉を食べるときに、今までならフライドチキンを食べていたのを蒸し鶏に変えるのです。

組み換えはしましたが、好きなものを食べていることには変わりがありません。

だから、そんなにストレスにならないのです。

好きなもののなかで組み換えを行うこと、ダイエットの場合なら、高カロリーのものから、低カロリーのものへと変えていけば、無理なくカロリーダウンができ、結果的にやせる目的に近づくのです。

次に、ダイエットのために野菜嫌いな人が野菜を摂ろうとしたとします。 今度はどんな組み換えを行うかというと、形を組み換えるのです。

例えば、職場や自宅にジューサーを置いて、そこへ野菜を宅配してもらいます。 嫌いな野菜を無理に食べようとしても食べられないので、ジュースに形を組み換えます。

ちょうど親が子どもの苦手な食べものを食べられるように工夫するのと同じだと考えてください。

こういった組み換えは、工夫次第で無数にできます。ビジネスのシーンであっても、全く同じです。

例えば、スケジュール管理が苦手な人がいます。

その人は手帳で管理しようとしているのですが、なかなか手帳を開かないし、そもそも手帳に予定を書きこむ意識が薄いとします。

その場合、会社でのデスクワークが中心の仕事であれば、パソコン上でスケジュール管理をする。それも苦手な人は、パソコン周りや机にスケジュールを書き込んだ付箋を貼り付けていく。

このように、スケジュールを管理する目的は変えないまま、どうすれば、できるのかを考えながら、それに達する方法を組み換えているといえます。

このように、苦手と思うけれども、何とかしたいと思っていることがあれば、その内容を改めて見直し、組み換えられるものを見つけていきます。

すると意外にちょっとした組み換えで、効果は上がるものです。

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