2026.09.10
前回は「やる気が出ないのは怠けではなく、エネルギー切れ」というお話でした。
とはいえ本人も、自分の中に湧いたモヤモヤの正体がよく分からず混乱していることがほとんどです。
学校帰りに不機嫌そうな子どもに「どうしたの?」と聞いても、「別に」と返されることはありませんか?
自分の心の状態を客観的に見ることを「セルフモニタリング」と呼びます。
子どもが一人で行うのは難しいため、親が「整理の伴走者」になってあげましょう。
1. 気持ちを「見える化」する
「今のモヤモヤは10点中何点?」と数字やお天気で表したり、ノートに書き出したりします。紙に書くと、感情と少し距離が置けます。
2. 評価せずオウム返しする
説教せず、「悲しかったんだね」とそのまま受け止めて言葉を返します。「話していいんだ」という安心感が育ちます。
3. からだの感覚を聞いてみる
「胸がギューッとする?」と聞くのも、自分の緊張に気づくきっかけになります。
思春期の子どもの心は複雑で、簡単には言葉にできないものです。
夜、子どもの寝顔を見てひとりでため息をつく日があっても、それはあなたが向き合ってきた証です。うまく聞き出せなくても、寄り添おうとするあなたの愛情は、ちゃんと子どもに伝わっています。
まずは今夜、一緒にノートを開くことから始めてみてくださいね。
※本コラムは家庭での関わり方の紹介であり、診断行為ではありません。不安が強い場合は専門機関へご相談ください。