人生のシナリオは、家族や最初の職場で書かれる

今回は、子育てをするうえで必要な人生のシナリオについてお話をしていきます。

私の会社のスタッフのひとりにも幼いころに虐待された人がいて、本人は心理学を勉強し、立ち直ろうとしているのですが、ときどき変なクセが出ることがあります。

私たちの場合は、みんなカウンセラーですから、「ほら、人生脚本が出ているよ。またつ ぶそうとしたでしょ。自分の人生を台無しにするんじゃないよ」と言います。本人も周りから言われて、そうかもしれないと気づきます。

本人は周りから言われるまでは、たまたまミスをしたとか、たまたまイライラしていただけだと思っています。

でも、実はたまたまではなくて、そこでイライラしたのも、不安で不安で仕方がなくなったのも、全て自分の人生のシナリオに書かれていて、その意に沿っただけなのです。

私たちの人生のシナリオは、主に家族からの扱いによって、書かれていきます。

ビジネスマンの場合は、最初の職場や、若いころに自分を形成した職場の影響が大きいと思います。

前の職場で書かれた人生のシナリオが大きく影響していて、次に違う環境に行ったときに、自分自身を変えられないのです。