2023.02.21
たまたまカウンセラー仲間と話していて、麻痺と壊死の境目はどこにあるのだろうという話になったことがありました。
年齢や社会に出てから何年経ったかで、壊死が確定する時期があるのではないかと思ったのです。
心理学では臨界期という言葉があります。
例えば7歳を超えると、言語中枢の発達がある程度、止まるといわれています。
大人になってから、英語を勉強しようとしても苦労しますが、7歳までの子どもは、海外に行くと話せるようになって帰ってきたりします。これを臨界期というのです。
だから、社会人にも臨界期に似たものがあるのではないかと話していたのです。
例えば、22歳で大学を出て、20年という時間がひとつの臨界点なのかもしれない、と。
視野の狭い仕事をしていた場合や、新しいことにチャレンジしない人は、比較的早く臨界期を迎える傾向があります。
視野が狭いことや、社会に出てからある一定の期間に達したこと、 自分に自信のある分野を持っていること、自分の会社の常識が世の中の常だと思っていることが条件として共通しているように思います。
この条件のいずれかにあてはまる人たちは、なかなか頑固で、世の中の状況が変わってしまっても、自分自身が変われません。
「自分は営業畑でやってきた」「技術畑でやってきた」 という自負がある人は、なかなか難しいです。また、自分の会社の常識が社会の常識だと思っている人も少なくありません。
逆に自分は何もできないと思っている人のほうが、意外に自分で仕事を見つけられるのです。