2023.06.30
子どもが親に反抗することは自立に向かっていく思春期には必要なものです。
ただし、人として言ってはいけないことがあるので、親はそのことをきちんと教るべきです。
最近、そこが欠けている場合が多いのです。
たとえば、「子どもに死ねと言われたんですけど、なんて言えばいいですか?」と親に聞かれます。
その場合、親は子どもに「そういうことは言ってはいけない」とはっきりと言うべきなのです。
子どもが喧嘩をする時に、大人が「頭を殴っちゃだめだよ」と言うと、子どもは喧嘩はしても、そう言われていたら、頭は避けるものです。
あの労わり方は、非常に大事なことで、いい例なのです。
人間だからいやなことがあったら、感情的になったり、悪態をついてしまうことは、よくあります。
それでも、「これは絶対に言ってはいけない」「やってはいけない」ということを、きちんと教えられて育つと、しっかりと歯止めがかかるのです。