2022.10.22
アウトドアは苦手だけれど、キャンプをすることは子どものためにいいと聞いたから、疲れていても、残った体力をふり絞って、月に1回は無理矢理キャンプに出かける。そんなお父さん、意外に多いのではないでしょうか。
子どもの教育にいいと聞くと、親はつい肩に力を入りがちになります。
今回はお父さんの遊びに子どもを連れていくことの効果についてお話をしていきたいと思います。
親として子どもの教育のためにあれこれ手を尽くすと、消耗をすることもあるでしょう。
でも、そこまでしなくても、お父さんがこっそり出かけている趣味や遊びに、子どもを連れていけばいいのです。
子どもなら、お父さんが密かに行っている遊びについていきたいはずです。
これもこれも毎回連れて行く必要はありません。年に1回、夏休みになったら、お父さんの遊びに連れていってくれるということでもいいと思うのです。
親は子どもに対して、母性的な要素と父性的な要素をリレーションしていく必要があります。ここはまさに父性的な要素です。
たとえば、釣り好きのお父さんなら釣りに出かけたり、映画好きのお父さんなら映画館に行ったり、本好きのお父さんなら書店めぐりをしたり、また、親の職場を見学するのもいいでしょう。
子どもに社会を見せることが大切です。社会を見せたり、子どもだけでサマーキャンプに参加したりすることで、子どもの自立を促していくのです。
母性と父性のバランスは、3歳までに母性的な要素、8歳から11歳までに父性的な要素が必要だと言われています。
これは、アメリカで異常犯罪を起こした犯人のデータを収集した時に、浮かび上がってきたことです。
b母性と父性の要素が足りなかったからといって、必ずしも、犯罪者になるわけではないのですが、ひとつの目安にはなると思います。
子どもが12歳、13歳にもなっているのに、お母さんとベッタリしている場合、母性的な要素が邪魔をして、父性的な要素が取り入れられず、自立に向かわなくなります。
やはり、子どもには、必要な時期に父性的な要素を入れて、社会を学ばせておくことが大事です。
そうすれば、子どもが14歳、15歳になって、体力や性的なエネルギーも強くなってきた時に、やっていいことと悪いことのコントロールがきちんと効くようになるのです。