2023.02.27
さて、「オリンピックに行きたい」という「目標」を立てた人がいました。
最初は夢みたいなものです。 夢はあくまで「こうなったらいいな」と思うことであって、「行 「動」は伴わないものです。 しかし、夢に「行動」が伴うと、夢がにわかに現実味を帯びてきて「目標」になっていきます。
この人の場合は、「行動」を起こして、体操をはじめました。
そして、毎日練習を繰り返すことで、試合に勝てたのです。
なぜ、毎日練習を繰り返せたのでしょうか?
人間はロボットではないので、1日8時間練習するという、過酷な行動は、普通は長くは続きません。
「試合に勝ててうれしいな」「強くなるって気持ちいい」という「感情」があったからこそ、練習を繰り返すことができるし、 やる気が強化されていくのです。
やがて、この人が体操界のホープと呼ばれるようになります。
すると「自分がやらないと誰がやる」というような、自分自身の「存在意義」が芽生えていきます。
そうしてオリンピックの選考会のときには、「オリンピックに行くのは、自分し かいないだろう」と思うようになるのです。
「目標」と「行動」、「感情」、「存在意義」のすべてがそろったとき、強固なやる気となります。
そして苦しい練習も続けられるとなると、もう何も怖いものはありません。
夢にまで見た、オリンピック出場が実現していく瞬間です。