2023.03.04
さて、「達成感」とは、どうしたら得られるものなのでしょうか。これは、ものの捉え方 次第で、意外に簡単に得られるものなのです。
例えば、今日の仕事の終わりの時間が来たときに、「今日はこの仕事の半分までできた。こんなに進んで、すごくよかった」と思えたら、「達成感」になるのです。
ところが「半分しかできなかった。どうしよう」と思うと、全く同じ仕事をしているにも かかわらず、「達成感」が得られないのです。
同様に「銀メダルですみません」と言う人は、銀メダルを取っているというのに、「達成感」が全くありません。
では、宝くじに当たったときに、「達成感」はあるでしょうか?
「うわー! ラッキー!」という高揚感はあると思います。でも「達成感」とは、また違いますよね。
反対に、はじめて自分で好きな仕事を一生懸命やって、5000円のギャラがもらえたとしたら、ものすごく達成感があるはずです。
アメリカではよく、子どもに自分でできる商売をさせることがあります。
例えば、レモネー ドを作って売ったり、フリーマーケットでおもちゃを売ったりするのです。
そうして、親と 約束した金額に達すると、欲しかったスニーカーなどを買ってもらうそうです。
こういった体験をすることにより、子どもは、お金を稼ぐことの大変さや、お金の有難さを学びながら、「達成感」を得ているのです。
そして、「達成感」がある人たちは、非常に心が強いです。
「達成感」とは、自分の心の持ちようで、いくらでも持てるものです。
それも、ほんの少しの小さな努力で持てます。
しかし、先ほどもいったように、周りは「達成感」を与えてくれないので、自分で意識して得ていく必要があるのです。