2023.03.24
先日、「これからいろいろと頑張って、お金持ちになりたいんです」と言う若者がいました。
今はそういうタイプは少ないですから、「いいね、頑張ってね」と話していたら、彼は「浮世先生みたいになりたい」と言い出すのです。
「私はお金持ちではないから、もしお金持ちになりたいなら、モデルは私じゃないよ」と話をしました。
彼は「でも、浮世先生はレストランに入ったときに、みんなに「何でも食べて いいよ」と言うじゃないですか。 僕はそういうお金持ちになりたいんです」と言います。
レストランといっても、ファミリーレストランや居酒屋ですから、それならある程度の年収があれば大丈夫。たまに数名で食事に行ったときに奢ることぐらいはできます。
つまり、 彼が言う「お金持ち」は、後輩たちに奢ってあげられるだけの経済力なのです。
今の若い世代は、そんな感じで意外とハードルが低いです。
「目標」は、お金じゃなくてもいいのです。 この人生で自分がどんな経験をしたいのか、何を残したいのかというふうに考えていってください。
そうすれば、「これならできる」と元 気が湧いてくるし、やる気になれるのです。
かつての私は「目標」があまり好きではありませんでした。
何だか自分が「目標」に縛ら れるような気がして、堅苦しく感じていたのです。
しかし、人は「目標」にしたもの以外は、得られません。
私たちは、「ここに行こう」と思っている目的以外には行き着かないのです。
私という船は、自分で「上陸しよう」と思わない限り、陸には絶対に上がれません。
やは 「目標」という「目的地」がないと、延々と海の上で漂ってしまいます。そして、 「目標」があれば、船が漂流することをやめられるのです。