2023.04.02
以前の記事では、自分の人生の目標を達成できない、典型的な例を次の6タイプに分けました。
「没落貴族タイプ」「虐待を受けたタイプ」「自分と向き合わないタイプ」「夢のままで終わるタイプ」「人生の器用貧乏タイプ」「習慣にできないタイプ」のうち今回は、自分と向き合わないタイプについて紹介をしていきたいと思います。
これまで何も考えてこなかったし、自分自身と向かい合ってこなかった人たちです。
残念 ながら、このタイプは、人生がすべてにおいて、行き当たりばったりです。
例えば、これまで自分の将来を考えてこなかったために、40代半ばで派遣切りに遭う人も このタイプに当てはまります。
ある程度の年齢を経ていて、派遣という不安定な立場であるにもかかわらず、資格や特技 はありません自分に投資したことがなかったり、勉強してきたことがないのです。
この場合、自己肯定感は、高いわけでも低いわけでもなく、ふわふわと浮遊しています。
チャレンジする気持ちはどうかというと、「チャレンジしない」と決めているのではなく、チャレンジしたことがないのです。
このタイプは、当然ながら、自分自身と向かい合うことが大前提になります。
自分自身と 向き合い、自分の将来を考えることで、希望や目標を見出していくのです。
自分自身と向き合わなければ、人はどうなっていくのでしょうか。
以前、最悪の形で自分自身と向き合ったと思われる男が、お店にガソリンを撒いて火をかけ、多くの人を殺傷する事件を引き起こしました。
おそらく、犯人の男は、自分自身と向き合わずに、これまでの人生を漠然と過ごし、職場を転々としてきたのではないかと思います。
犯人の場合、勤めていた会社からの給料が未払いになり、借金が300万円になりました。
また、離婚をして、家族を失っています。
とはいっても、人生はいくらでもやり直しがきくし、借金も返すことができるのです。
闇金融に何千万円も借金をして、暴力団に追われているような人が意外としぶとく生きているのに、犯人は300万円で人生に絶望しているのです。
今の現実だけを見て、もうだめだと思いこむのは、やめにしましょう。
たとえ、今がどんなにつらい状況でも、将来、どう過ごしたいのか、どんな自分になりたいのかを考えて、絶対に忘れないようにするのです。