気合いと根性論にまつわる大きな誤解

日本人はなぜか気合いと根性で乗り切ることが好きです。 メンタルトレーニングをやるなんて、気合いが足りない」と言う人もいます

なかには「しかし、スポーツのテクニカルトレーニングをするのに、気合いが足りないと言う人はいません。メンタルトレーニングもスキルトレーニングという意味では、テクニカルトレーニングとなんら変わりはないのです。

たとえば、ある人がたくさんのお仕事を短い時間のなかでこなしました。その結果を第三 者が見て、「すごいですね。根性ありますね」と言うことは賞賛です。

しかし、「こんなものは気合いと根性なんですよ」と言われても、それだけではできないぐらい大変なことは人生にはいくらでもあるわけです。

「気合いと根性で乗り切るように」と言われても、いたずらに自分の体を傷めつけたり、精神を追い込んでしまうだけです。

自分の心身を追い込むことで、満足して終わってしまっている場合も少なくないのです。