チームに定期的な「キャンペーン」を張る

2023.06.28

ここでリーダーがやることは、チームに小さな「キャンペーン」を張ることです。

たとえば、どの部署よりも笑顔で挨拶できる、笑顔ナンバー1のチームになろうという「キャンペーン」を張ることで、職場の定着率も、チームのパフォーマンスも上がっていくのです。

このキャンペーンの期間は長くは持たないので、最長で3ヵ月、普通は1ヵ月でいいです。

「○○さん、1年間、衛生管理担当をお願いします」と言われても、なんだか面倒なことを押しつけられたようで、自分でもモチベーションが上がりません。

だから「○○さん、今日から3ヵ月間クリーンキャンペーンのリーダーをお願いします。『み んなできれいにしよう』を合言葉に、職場をきれいにする空気が蔓延するようにしてください」とお願いします。

普段から汚れているところに気がついている少々口うるさい人なら、そういう目線を持っているので無理なくできます。

キャンペーンの期間は、1年間など、漫然としていては達成できません。短いものなら1週間から1ヵ月、長くても3ヵ月を目安に、結果を出すのです。

そして、リーダーが会社のトップから「すごくきれいになりましたね」というメッセージ をもらってきて、「社長からこんな言葉をいただきました。拍手!」「じゃあ、このキャンペー ンを完了します」という流れでキャンペーンを終えて、承認と達成感を得るようにします。

しばらくしてまた職場が汚れてきたら、半年後ぐらいに3ヵ月間のキャンペーンを行います。

このように、リーダーが定期的に小さな「キャンペーン」を張れば、チームはよりよくなっていくのです。

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