2023.07.05
よく「できる経営者は朝5時起き」というような武勇伝が語られていますが、経営者本人が必要だと思うから結果的にそうしているだけのこと。
「朝5時に起きないといけない」「早起きしないといい仕事はできない」というわけではありません。
それなのにリーダーが「まず、5時に起きなきゃ」と考え始めるのは、完全に空回りしています。
ストイックに頑張ることや、早起きすることがゴールになってしまっているのです。
そうではなく、チームみんなで結果を出すことがゴールなのです。
経営者の場合は、朝早く起きるために夜早めに寝られる環境があります自分で自分の仕事量をある程度コントロールできるからです。
これが忙しい営業マンであれば、何時であっても取引先をもう件回らなければいけないこともあるし、取引先との接待の二次会に付き合わなければいけないこともあります。
多忙な営業マンが毎朝5時起きを実践するのは、物理的に無理なのです。
一部の自分の時間を自由にできるチームのトップが、自分が成功しているからといって、部下に同じ方法を強要するのは大間違いです。
それよりもどうすればチームの目標を達成できるのか、具体的にさまざまな代替案を一緒に考えていけばいいのです。
チームのリーダーはメンバーと一緒に、どうやったらチームの目標を達成できるのか、目標達成のための行動計画を練り、実践していきましょう。
そうすれば、結果はおのずと表れ ます。そうやって、たとえチームのリーダーが弱くても、目標を達成できる強いチームになっていくのです。