リーダーの最初の発言が、その後の会議の空気を決める

2023.07.14

会話に関しては、リーダー自らが柔軟なところを見せるといいと思います。

たとえば、ジャケットを着ているビジネスマンなら、ちょっとジャケットを脱いで、「今日はぶっちゃけ話をしようね」と言うと、プライベート感が一気に出るのです。

反対に「今からミーティングを始めます。手元に資料は届いてますか」などと話して、みんながうつむいて資料しか見ていない状況では、信頼関係は築けません。

それよりも「今日は色々と自由な意見をみんなから出してほしい。もうどんなことでもいいから」と言って、リーダーが最初にくだけた雰囲気で話すといいでしょう。

ミーティングや会議での意見は、最初に話した人に準ずる質があるのです。

だから、最初 に話をする人は、非常に大事です。チームのみんなの深い話が聞きたいときは、最初の人が 深い事例を話し、簡潔にすませたいときは、最初の人が手短に話すといいでしょう。

最初に話す人の発言の枠で、ありかなしかの境界線を作っているわけです。

だからこそ、リーダーが最初に固定概念をはずして、なるべく突拍子もない意見を言うと、 チームに自由に発言していい雰囲気が生まれます。

メンバーひとりひとりが話をしたら、よく笑ったり「それもいいね!」「面白いね!」「他にはある?」と聞いていくのです。

そうすると、お酒を飲まなくても会話が盛り上がり、さまざまな意見がどんどん出てくるはずです。

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