2023.09.03
次の例は、スポーツの場面ではなく、仕事や社会生活におけるイメージトレーニングの実例です。
仕事や社会生活の中では、人前で話をする機会が出てきます。
周りから見て「あの人はとても上手だな」と思える人でも、実際はドキドキしていて、様々なセルフイメージを持ちながらイメージトレーニングをして、緊張やプレッシャーと戦っているはずなのです。
人前で話をする際は、次の2つのポイントを意識するといいでしょう。
まず、セルフイメージの内容は人間でなくてもいいのです。こうなりたいという憧れ の人物がいないのなら、自分なりの理想的なイメージを作ってみましょう。
例えば、開口一番「こんにちは!」と挨拶をしただけでそこにいる人がハッと顔を上 げて自分を見てくれるような、強くて安定したストロークがあればと思ったとします。
いつも凛と背筋が伸びていて、格好よく振る舞いたいと。
そして、寒い環境で高い声で鳴いている鶴の映像を見た時、まさにこのイメージだと 気づくのです。寒い中、凛とした姿で毅然と立ち、声は遠くまで響き渡るイメージです。
今まではどちらかというと小鳥のようだったのに、鶴のように格好よく美しい姿で話ができる女性をイメージし、実現するのです。
こうやって自分でセルフイメージを育てていく上でも、イメージトレーニングはとても大切なポイントです。
2点目は、相手に対するイメージです。