強い共通目的を持つ

2023.09.07

モデル型のリーダーとフォロー型のリーダー、どちらが率いるチームにおいても大切なポイントがあります。

それは、「チーム全員が共通の目的を必ず達成するんだ」という思いを持っているかどうかです。

「いつか達成できればいいな」ではありません。「必ず達成する。絶対に達成することしかありえない」ぐらいの強い共通目的を持つことが、チームを強くしていくのです。

東京大学の法学部に合格したある女子生徒に話を聴きました。

「すごく勉強し始めたのは、どういったきっかけから?」 彼女は答えました。

「高校の時の友達が、とにかくみんな凄かったのです。ガンガン勉強していて、それが当たり前という環境だったんです。勉強が自分に向いていたかどうかまったくわからないまま、とにかく、これだけ勉強するものなのだと思って、一緒にどんどん勉強したのです。将来は弁護士になりたいという気持ちもあり、そのまま東京大学に合格できたのです」と。

ここで大切なことは、「いつか東京大学に行ければいい」というのではなくて、全員が東京大学に現役合格しようと言い合い、その目標を必ず達成するという強い共通目標が刷り込まれていたことです。

コミュニケーションというと、仲良くなって楽しく過ごすためのものと思うかもしれません。しかし、単に仲が良いだけだと、お互い愚痴を言い合ったり、厳しい環境の中で「こんなことやらなくていいよね」と、どうしても楽な方へ流れてしまうことがあります。

共通の目的でしっかりと結び付いているチームのコミュニケーションは、一人一人の 強いミッションマネジメントが大切なのです。

スポーツのチームでも会社のチームでも、ミーティングに同席させていただくだけで、そのチームがどういうチームなのかがわかります。

まず、ミーティングで大切なことは、全員がチームのミッションや目標をしっかりと語れるかどうかです。 昨日入ってきたばかりの新人でも、目標と関係ないわけではありません。

ページトップ