焦らない、やさぐれない、あきらめない

2023.10.02

自宅でリハビリ1日目。手術後、翌日には自宅にいます。

ちゃんと歩かないと、あっという間に歩けなくなるので注意。病気のときは本当にそこが大切ですからね!

食欲も戻りました。さすがに左胸を切ったので、左手で重いものは持てませんが、お茶を入れたり、片手で簡単な料理ならできます。

朝から野菜ジュースと卵焼きをつくりました。

病になっても生活を手放さない。これ大事だなあ。

今日はいいお天気だったので、近くの代々木公園を夫に付き添われて、散策しました。15分歩いてあとはベンチに無理なく軽く運動するのは、主治医の先生のご指導でもあります)。

月曜日にがんの全摘出手術をして、水曜日にはもう公園を散策できる(不思議)。

最初はそんなことは無理だと思い込んでいました。それは私も家族も、限りなく自分を「患者だから」と思っているからに違いないと思いました。

「患者」であるか「生活者」であるか、をまさに実感している日々です。

メンタル不調でも同じことが言えますが、生活を取り上げてしまうことが、かえってその人を重篤化してしまう。

当たり前のことなのに、それを唱える専門家は少ない。ここに日本の次の課題があるのだと 感じました。

まだ、身体にいろんな不具合はあるけれど、あの手術前の疲労と変な痛みは消えつつあります。

自分の身体といつも対話しているようで、心地よい。

まだ、手術後なので顔も身体もむくんでいますが、代々木公園のばらのお花がきれいだったので、夫が撮ってくれました。 すっぴんですけど(笑)。 こんなふうに元気にリハビリしています!

術後初めての通院。なるべく歩かなあかん!という医師のご指導のもとで、家族に付き添 われて地下鉄に乗りました。人酔いしそうだったけど、これもリハビリ!

今日は病院内で開催されている患者会に参加しました。3か月前に手術した方、半年前の方、抗がん剤治療のことやいろんなことを聞いて、それなりに心構えができました。

多くの方が、手術よりも抗がん剤治療のほうがキツイとおっしゃっているのが印象的でした。

うーん、そうか。やっぱり本当の闘いはこれからなのか!

だけど、サバイバーの皆さんは前向きで、まだ乳がん初心者?の私を、精一杯励まそうとしてくださる!

おお、こんな構図は珍しいぞっ! いつも励ます立場の私が皆から全力で励まされてるぞ! すごいぞ、患者会(笑)。

そして医師の診察がありました。 手術から4日目で、なんと今日からでも病院内で実施して いる運動トレーニングをしてください! お風呂も入ってください! 身体を激しく動かさな い仕事なら、できる範囲でしてください!と、なんて素敵なスパルタ的?ご指導!

確かに電車に乗れるなら、仕事もできますね……。

患者扱いしない、変に甘やかさない、そして生活のことをしっかりと考えてくださる、素敵な治療方針です。

今は逆に時間があるので、無理のない範囲で長期的なビジョンをしっかり考えて、しっかりと足元を固めてから、本格復帰していきます。

1か月後、病理検査の結果を待って抗がん剤治療が始まります。 長い闘いであることは間違いないので、焦らない、やさぐれない、あきらめないを自分に言い聞かせて、頑張ります。

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