2022.11.02
メンタルとは、いったい何なのでしょうか。
メンタルがよければ、試合も練習も日常生活も、総じてうまくいくものです。逆にメンタルの状態がよくなければ、思うような結果にたどり着けません。
メンタルは、物事の勝敗や成否を決める重要なカギですが、その実体はよく知られていないものです。
よく知られていないにもかかわらず、人の人生を大きく左右しています。
今回は、メンタルの持つ特性や何を必要としているかを一緒に考えていきましょう。
メンタルは「こうなりたい」という目標とかかわりが深く、表裏一体です。
目標とは、希望や願望といってもいいでしょう。
目標があるからこそ、メンタルが必要となり、メンタルを活用するには、目標が必要になるのです。
これは、多くの人にとって、ごく当たり前の話ですよね。
目標がない状態であれば、人は何もする必要がありません。
人はやりたいことがなければ、自分を変化させようとはなかなか思わないのです。
まるで、船が前にも後ろにも進むことなく、海に漂っているような状態です。
そんな場面では、メンタルは必要とされません。
目標がある時に、メンタルが必要ならば、目標に向かって、私達を進ませるものだと考えられます。
みなさんも、過去に経験したことがあるのではないでしょうか。
目標の大小は別にして、目標を決め、それに向かって努力を積み重ね、達成した経験です。
目標や希望があったとき、あなたはそれに向かって努力をしました。
目標を達成するまで、モチベーションを保ち、情熱を燃やし続けました。
逆境に対しては、平常心で向かい合い、心も折れませんでした。
そして、目標にたどり着いたあかつきには、心が達成感で満たされました。
過去に目標を達成した経験からすると、メンタルのなかの「思考」と呼ばれる言葉の数々は、目標に向かって進み、困難を乗り越える推進力のようなものです。
メンタルを構成する要素は、他にもあります。
それは「感情」と「行動」という2つの要素です。
「感情」は、喜びや悲しみ、怒りなどといったように状況によって、天気のようにコロコロと変わるものです。
そして、何かを達成した時の喜びなど、いい形で結果が出ている時は、モチベーションをグンとあげてくれます。
「行動」は、文字通り、目標達成へと導く「行動」の数々です。
モチベーションが落ちている時でも、「ルーティン(習慣)の行動」で、少しずつでも私たちを目標に近づけてくれる力強い存在です。
メンタルは「思考」を土台にして、「感情」と「行動」とうまく連携をとりながら、私達を目標達成へと向かわせています。
3つの要素がそろったメンタルは、目標に向かって進む「力」です。
そして、困難を乗り越える時に役立つ心強い「武器」なのです。