2022.11.03
メンタルは目標があって、はじめて必要とされるものです。
あなたは今、自分なりの目標を持っているはずです。
ならば、メンタルも当然必要です。
メンタルが目標に向かう力であり、困難を乗り越える心強い武器であるならば、あとはトントン拍子に前へと進むはずです。
でも、ちょっとおかしいなと思いませんか?
今回はメンタルと目標との関係性についてお話をしていきたいと思います。
理由は2つあります。
一つは、あなたが抱いた目標の問題です。
「自分がこうなりたい」という目標は、とても身近で現実的なことでも、大きな夢のようなものでも、どちらでも大丈夫です。
スポーツの分野であれば、苦手なプレーを克服することでも、試合に勝つことでもいいし、オリンピックで金メダルを取るという偉業でもいいのです。
また、「勝利」や「成功」のいずれかにとどめる必要もありません。
「自分が活躍することで競技をメジャーにする」と言う大きなものを掲げてもいいし、「家族とよい時間を過ごす」「人生を豊かに生きる」といった身近なことでもいいのです。
むしろ、自分だけでなく、まわりの人達や社会に貢献できる「人生の目標」を持つことはとても素敵なことです。
ちなみに、アイディア高等学院ではこの人生の目標を「ミッション(使命)」と呼んで、アスリート達を指導しています。
そのミッションへと続く道すじの途中には、いくつもクリアしなければならない目標があるものです。
トップのアスリートほど、自分のミッションを明確に持っています。
そして、そこへ進む道すじにあるクリアしなければならない目標や課題も具体的に思い描けています。
いずれの目標にしても、自分がそうなるんだと信じきることが大切です。
夢のような目標でも、具体的に達成までの道のりを思い描き、メンタルを適切な「思考」と「行動」に保てていれば、勢いよく前進できます。
ところが曖昧な目標に対しては、メンタルの中身も曖昧なものになります。
メンタルは目標があってこその存在なので、設定した目標があやふやだと、そこへたどり着く手段もあやふやになります。
メンタル自体もどこに行ってもいいのかわからず、路頭に迷ってしまうのです。
メンタルを武器にたとえたついでにいうと、銃(メンタル)は、明確な的(目的)があってこそ狙いを定めて撃てるというものです。