興味があることなら、高い活力を維持できる

人間、興味のあることなら飽きずに続けられるものです。

たとえば小説が大好きな人が、丸1日休憩も挟まずに没頭し、何百ページもある長編大作を一気に読破してしまった、などという話はよ くあります。

読書もけっこう目の負担になったり、 飽きてきたりするものですが、夢中になると、疲れを感じにくいため何時間でも集中することができるのです。

実際、カルフォルニア州立大学で行われた研究でも、興味がある課題に取り組む人は活力の高い状態を維持できることが明らかになりました。

研 究では被験者に複数の作業をしてもらいます。

その後、彼らを「大変だけど、被験者が興味を持て る課題」に取り組んだグループと「比較的簡単だけど、興味を持てないつまらない作業」をしたグループの2組に分けました。

その結果、前者のグループのほうが課題の解決 により多くの努力をし、良い成績が得られたことがわかったのです。

物ごとに興味を持って取り組むのと、義務感から嫌々、取り組むのとでは結果 は大違い。興味を持つことは物ごとに取り組むにあたり、大きなアドバンテージになります。

将来の目標を考えず、人生をかける目標とも思わず、ひたすらに楽しむことが、物ごとに取り組 むモチベーションの源泉になるのです。