2024.01.18
別の研究では、「興味を持って取り組んだ人は、次の仕事でもいい成果を得られる」という結果も出ています。
とても興味を持てるAという仕事があったとしましょう。仕事内容に興味を持てたがゆえ、成功させることができた場合は次のBという仕事でも成果を得られやすいのです。
成功したことが自信につながることもありますが、興味のある仕事をしたことでエネルギーが維持され、それが次の仕事にも良い影響を与えるためと考えられています。
これらの研究を行った心理学者たちは、「興味を持つこと」と「ご機嫌でいること」が仕事にどのような影響を与えるかの検証も行っています。
「ご機嫌でいること」も、エネルギーの維持に貢献していましたが、その度合いは「興味を持つこと」に比べたら比較にならないほど低かったのです。
人の活力を高めるためには「興味の有無」が極めて重要なことになります。
とはいえ、最初から「何時間でもぶっ通しでできるほど興味の持てる仕事」など、そう出会えるものではありません。しかし、その仕事を続けるうち「この仕事はこんな点が面白いな」と思えるときが来るはずです。
そうなるまでは、前向きに日々の作業をこなしていくことが大事になるでしょう。1日がかりの仕事を午前中で終わらせられるようになって、心 の余裕が生まれたときに気付くはずです。