好きなことが見つかるまでいろいろと試してみる

2024.01.19

1984年のロサンゼルス・オリンピックで水泳 100m自由形、400mリレー、400mメドレーリレーでいずれも金メダルを獲得し、3冠に輝いた ロウディ・ゲインズは次のように言っています。

「僕は子どもの頃からスポーツが大好きで、高校に入学してから水泳を始める前に、フットボー ルや野球、バスケ、ゴルフ、テニスと順番に挑戦 しました。

どれも真面目に練習したけど、本当に 好きなスポーツが見つかるまで、なんでも試して みようと思いました」

大成功を収めた水泳ですが、すぐに夢中になれ たわけではないそうです。

「学校の選抜水泳大会があった日、僕は図書館で陸上競技の本を読んでいました。選抜メンバーから外されそうだと思ったので、次は陸上競技をやってみようかと思っていたからです」

「どうしてもこれがやりたくて、長年恋焦がれていた」という人は最初から熱意を持って取り組むでしょうが、なにかを始めるきっかけはさまざまです。

「知人から勧められて」とか「家族の付き合いで」といった義務感半分で始めることもあるかと思います。

しかし、ゲインズの例を考えても後に成功することが最初から夢中になれることだった、とは限りません。

本当に好きなこと、夢中になれること が見つかるまでは、出会ったことはやっておく、 といった姿勢が必要になるのではないでしょうか。

なにが向いているかは、自分ではわからないものです。

当初は気乗りしなかったのに、やってみたらフィットするということは往々にして起こることです。

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