偶然から興味を持つことも

2024.01.20

好きなことを見つけるのはなかなか難しいものです。

今回は海外の事例を紹介します。

米国の一般家庭にフランス料理を紹介したことで知られる料理研究家のジュリア・チャイルドは、子どもの頃は小説家になるのが夢で、料理などまったく興味がなかったといいます。

ところが、パリのレストランで舌鮃のムニエルを口にしたことで転機が訪れました。

フランス料 理の素晴らしさに開眼したチャイルドは、パリ中のビストロで本場のフランス料理を賞味した上で、フランス料理辞典なども購入し、自ら料理をするようになったのです。

チャイルドは言います。

「料理をすればするほど好きになったわ。本当 に好きなことを見つけるまでには40年もかかっ たのよ」

好きなことを仕事にし、精力的に活動している人を羨ましいと思うことがあるかもしれません。

しかし、そういう人も「一生をかけて取り組みたい仕事」に出会えるまではかなりの時間がかかっているケースもあります。

また、なにかに興味を持ち始めたときに本人が気づいていないパターンも見受けられます。

「意 識していないけれど、いつの間にか好きになって いた」というケースです。

なにか新しいことに関心を持ち始めても、自分ではほとんど気づいていない場合もあります。

勤め人などに多いパターンかもしれません。

転職し、新しい仕事に就いたばかりなのに「自分は一生この仕事に打ち込めるだろうか」などと頻繁に悲観するのは、あまりにも気が早いといわざるを得ないでしょう。

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