2022.11.12
ストレスのかかる環境と自分にはできるという自己肯定感の好例として、メジャーリーガーのイチロー選手があげられます。
彼は、実に絶妙な目標設定をして、達成感を作っていくことに成功しています。
今回は、イチロー選手を例に出しながら、目標設定の仕方についてお話をしていきたいと思います。
彼は、絶妙な目標設定をして、達成感を作っていくことに成功しています。
メジャーリーグで毎年年間200本安打という目標は、もちろん普通の選手では大変なことです。
でも、イチロー選手の実力、それにともなう出場試合数などをあわせて考えると、コツコツと積み重ねていくうちに達成できそうな数字にも思えます。
もちろん、結果として何年もその目標を達成し続けたことは大偉業です。
さらにその間に、メジャーリーグの年間最多安打数の記録を塗り替えてしまうあたりは、もはや現実離れした偉業です。
また、何よりも打率ではなく、安打数を目標にしたあたりが絶妙です。
積み重ねていって達成できるというのが、目標達成としてやりやすいのです。
どんなに調子が悪い試合でも、1本ヒットが出ることで目標へと近づいていきます。何試合かヒットが出なくても、また次の試合に向けて頑張る気持ちへと切り替わります。
もし、打率3割を目標にしていたら、どうでしょうか。
好調時は大きく目標をクリアしているかもしれませんが、不調時になると打率はガクンと下がってしまいます。
長いシーズンを考えると、徐々に積み上がっていく数字と、シーズンが終わるまで、増えたり減ったりする数字と、どちらが気持ちが左右されやすいでしょうか。
打率で目標を設定していたら、達成できる時もあれば、できない時もあったのではないかと思います。
積み重ねていく数字でも、頑張って無理だと思ってしまう、ありえない数字では同じことがいえると思います。
その点で、イチロー選手の200本安打はやはり絶妙な目標設定だったのです。
このように、世のトップアスリート達は、「頑張らないとできないけど、必ずできる」という絶妙な目標設定をしているものです。
そして、達成感を積み重ね、麺んたるを強化しているのです。