2022.12.07
スランプの理由には、モチベーションが上がらない場合と、客観的に自己分析ができていない場合があります。
前者は目標がない時や、目標が大きすぎる時に起こります。
自分の掲げた大きな目標と毎日の行動や練習がつながっていると思えない時、もしくは大きな目標に耐え得る自分ではないと思った時に、人はモチベーションが落ちて、自分を見失ってしまいます。
今回は長期的にスランプに陥る2つの理由についてお話をしていきたいと思います。
目標がない場合も同様ですが、実現可能そうな具体的な目標に設定し直すようにしてください。
後者のモチベーションは十分で目標設定も適切なのに、結果につながるパフォーマンスが出せない時は、客観的に自己分析ができていません。
とはいえ、自分自身を客観的に分析できる人は、超一流。なかなかできないことなので、客観的になれるツールを用いましょう。
客観的に自己分析するためには、良い時も悪い時も自分のビデオを撮っておき、定点観測をすることが大事です。
バッティングで長期的なスランプになっているのであれば、どんなボールが打てなかったのか、何が原因なのかを探し出す必要があります。それが試合があった日ごとにくり返していきます。
技術的な原因であれば、そのボールを打てるように練習すれば、やがてそのスランプは克服できます。
また、毎日、競技についてのノートを書くことも大切です。
スランプだった時や、結果を出した時など、自分のなかで何が起こっているのか振り返れるのです。ノートには、練習のメニューや効果、自分の気持ちなどを書いておきましょう。
実際に練習しているときは、気がつかなくても、ノートを振り返れば、調子が悪くなった原因があとでわかってくることもあります。
なかには調子が悪くなってからノートを書きはじめる人がいるのですが、調子のいい時もきちんとノートを書くことが大切です。
調子のいい時のノートは、なぜ成功しているか、何の要素があって良くなったのかがわかりスランプ脱出の糸口になるのです。
他にもまわりの人の意見を聞いてみたり、普段から自分を客観的に見ようという意識を持つだけでも、ずいぶんと違ってくるはずです。