2022.12.09
自分のなかに存在する壁は、目標と表裏一体です。
目標をめざしてチャレンジし続けている人は、失敗をくり返しながら、毎日いろいろなことを学び、さまざまな経験値が蓄積されています。
成功というゴールだけしか見えない人は、失敗を壁だと思いがちです。
今回は壁にぶつかったときに、どんな風に乗り越えていけばいいかについてお話をいたします。
壁は、チャレンジをくり返して、データを集めている最中で、蓄積されたデータが成功への突破口となるのです。
壁があると思っている人は、データの蓄積に気づかず、自分を振り返らないので、失敗の要因に気づけないのです。
体操の米田さんは私に明言しました。
「金メダルにたどり着くまでに、壁は1つもなかった」と。
金メダルまでの道のりに大きな壁は存在せず、あったのは毎日の小石だったそうです。
「今日はモチベーションや練習のクオリティをどう上げていこう」
「今日はこの痛みとどう戦おう」
というような小石を乗り越えることで、世界の頂点にたどり着けたのです。
壁と思っているものは、実は誰にでも乗り越えられる小石と考えてください。
逆に、壁と思ってしまっている時点で、無意識に「超えられない」というメンタルを勝手に作ってしまっているのです。
壁はないと決めましょう。
そして、壁だと思っていたものと冷静に向き合ってみましょう。実はこれまでの体験のなかに乗り越える策が見つかるはずです。