体のコンディションが万全でないのは当然のこと?

2022.12.11

トップアスリート達によると、試合の日の朝は、だいたい緊張などで、寝不足で、体はだるいものだそうです。

ここで大事なのは、アスリートの目標は、体のコンディションを万全にすることではなく、試合で結果を出すことだということです。

トップアスリート達は、体のコンディションが悪くても、結果は左右されるものではないと考えています。

むしろ、何かしら痛みや不調を抱えながら練習に励むアスリートが多いのではないでしょうか。

今回は体のコンディションが万全ではないときに、どんな風に乗り越えていけばいいかについてお話していきたいと思います。

結果は体調とは関係ないもの

みなさんも、ケガにもかかわらず試合に出場して活躍したトップアスリートをオリンピックの中継などで見たことがあるのではないでしょうか。

体調が万全であることにこしたことはありません。

でも、逆にコンディションにこだわりすぎると、本来の「勝つ」という目標から外れて間違った方向に行くことがあります。

私が見てきたなかで関節に痛みを抱えている選手がいました。

その選手は痛みがあるとパフォーマンスが落ちると考え、さまざまな治療に通って、何とか痛みをとろうとします。

そうこうするうちに試合で勝つことがゴールではなくなってしまいました。メンタル的に体のコンディションをよくすることが、ゴールになってしまったのです。

このように体のコンディションを整えることばかりに意識を向けていると、少し痛みがあるだけで、「まだだめだ」と体のせいにし始め、結果が出ない時には「体調がよくなかったから」と考えるようになります。

実は、自分が練習できちんとできていたことは、体のコンディションとは関係なくできるものなのです。

本当は練習不足でできていなかったことを体調のせいにしているのです。

体のコンディションと試合の結果は一切関係ない。そして、体のコンディションを万全にすることにとらわれないようにしてください。

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