2023.01.28
では、「習慣」にするには、どうすればいいかというと、とにかく毎日繰り返すことです。
「そんなことは知っている。それができなくて苦労しているんだ」という声もあるでしょう。
確かに、簡単にできるようであれば、私たちは苦労しないはず。
今回は、「習慣」に変えるための基礎知識についてお話をしていいたいと思います。
毎日繰り返すことができず、習慣にならなかったからこそ、自分という船は目的地にたどり着かずに海を漂っているのです。
どんなに性能の性能のいい船であっても、かけたエンジンが上手く動くように、時折メンテナンスをしなくては前に進めません。自分という船が滞りなく進めるように、何かしらアクションを起こし、コントロールしていく必要があるんです。
では、いったい何から手をつけたらいいのでしょうか。
例えば、今から誰かに監禁されたとします。
捕虜の立場ですから、生活スタイルはおのずと決まってきます。
毎日1200キロカロリー以下の食事しか与えられず、食後にはエクササイズやストレッチを矯正され、午後からは英会話漬けになったとします。
そうやって、半年が過ぎたとしたら、ダイエットも英会話もできるようになっていると思いませんか?
ここは重要なポイントです。
実は毎日繰り返すことは「管理される」とできるのです。
捕虜なのに、看守とかけ合って、食べものを多めに手に入れようとする人は少ないはずです。
たとえ本人には不本意であっても、誰かに管理されていれば実行できるのです。
やる気が長続きせずに、途中で挫折を繰り返しているのは、目標や夢に対して今の自分が管理されていないからだと考えられます。
そこで、自分で自分を管理する必要があるのです。
実は金メダルを獲るようなトップアスリートは、意志が強いのではなく、自分を管理することを日常生活のなかで完全にパターン化しているのです。
自分を管理する方法を知っているからこそ、金メダルが獲れたのです。
それでは、自分を管理することに目を向けてみましょう。まずは、自分を管理することに対してどんなイメージが湧きますか?
「今日から半年間、徹底的に自分を管理してください」と言われたら、どんな気持ちになるでしょう。
「面倒くさい」「何だか大変そう」「管理ってどういうこと?」と、思う人は多いのではないでしょうlか。私自身でさえ、そう思っています。
実はこの時点で、もうすでにできないのです。「90日間、自己管理をすれば、あなたはこれまでとまるっきり違う人生が送れる」と言われても、自己管理はいやで仕方がありません。
人間は、いやなことはやらないものです。そこで、自己管理をもう少し補り下げて考えてみましょう。