2023.01.27
私たちは、すでに「習慣」になっていることに関しては、努力せず、当たり前のようにできます。
例えば、小さい子どもがいるとします。子どもは、歯磨きやお風呂が大嫌いであることが多いものです。
ご自身の子どものころを思い出してみてください。身に覚えがありませんか?
今回は長続きをする習慣の秘訣についてお話をしていきたいと思います。
実際に子育ての経験のある方なら、よくわかることかもしれませんが、親は毎日、子どもが泣いていやがるのをなだめながら、歯磨きや入浴を繰り返して覚えさせます。
しかし、不思議なもので大人になると、歯磨きをしなかったり、お風呂に入らないと逆に気持ちが悪くてたまりません。
実は入浴は、病人であれば体力がきつくなるほどエネルギーを使うものらしいのですが、私たちは、毎日ジムに行くことは無理でも、お風呂には難なく入れます。
ストレッチやエクササイズができなくても、歯は毎日磨けるのです。
この違いは何かというと、「習慣」になっているか、いないか、です。
みなさんもご存知の通り習慣とは繰り返すことです。来る日も来る日も繰り返していたら、ストレッチやエクササイズも歯磨きと同じで、やらないと気持ちが悪くなってしまうものなのです。
この「習慣」とは、「無意識」の領域まで入った行動のことです。歯磨きや入浴などのように、無意識のうちにできることが「習慣」なのです。
何ごともはじめるにあたっては、「意識」しないとできないのですが、ダイエットの継続や英会話の取得なども、無意識でできるほどの「習慣」になってしまえば、苦もなく続けられるのです。
「習慣」になれば続けられる、というのは当然のことと思われるでしょう。でも、ここで理解してほしいのは、ダイエットや英会話の勉強を続けるために「意志の強さ」や「根性」「気合い」は必要ないということです。
これまで三日坊主だったことも、「根性」が不足していたわけではないです。
そうではなく、「意識」から「無意識」の領域に移行することが必要だったということです。
もし言い訳をするのなら、「意志が弱い」とか「気合が足りなかった」ではなく、「無意識の領域にできなかった」です。
無意識にできる「習慣」にさえすれば、やる気は途切れることなく、あなたは無理なく結果が出せるのです。