2023.06.10
子どもにしても大人にしても、怒りや不満を抱えたままでいると、無気力になることを知っていますか。
怒りは、相手や状況、世の中などの外に向かっての大きな否定的な感情です。
そして、怒りという感情はエネルギーがとても強いので、外に出すのも疲れてしまうもなのです。
そこで、外との関係を遮断して、自分のなかに怒りを沸々と溜め込むことがあります。
すると、次第に無気力になってしまうのです。
たとえば、兄弟喧嘩をして、お兄ちゃんばかりが怒られると、お兄ちゃんは「もう 何もしたくない」と思うようになります。
無気力な子どもには、「腹が立つなら、何に腹が立つのか言えば?」と言うと、怒りがちゃんと外に出てきます。
もちろん、暴力はよくない怒りの行動のバリエーションです。
絶対にやってはいけないことですので、その行動に対してはしっかりと叱らなければなりません。
一方で、「いやなものはいや」ときちんと言葉で、怒りを表現させることが大事なのです。