2023.06.09
ある会社にずっと成績がよくない人がいました。しかし、この人は自分のチームの新人によく声をかけたりして、とにかく面倒見がいいのです。
ただ、周りに成績がいい先輩達がたくさんいたので、本人の自己評価は低くなっていました。
しかし、先輩達が異動した際に、先輩が担当していた仕事を任されたところ、以前は10人でやっていた仕事を6人でやっているにもかかわらず、同等の結果を出せたのです。
これはこの人の面倒見がいいからこそ、できたチームワークです。
当然、チームの評価は 格段に上がりました。
努力をするのはいいことですが、自分が一番になることだけに目を向けていてはいけません。
よくあるのは、優秀な人は個人としての結果は出しているのですが、チームとしての結果はなかなか出せないということです。
チーム内のできる人とできない人の差が激しくなり、できる人ができない人を罵って、できない人は辞めていってしまうのです。
やはり、パワーが強い人が強さを見せてつけていてはだめなのです。
先ほどの面倒見のよいリーダーは、ほんわかとしているけれど、チームがまとまっているので、結果が出せます。
それからチームのリーダーがある意味平凡で身近に感じられるので、メンバーは「これで 「もいいんだ」と思えて、自分にもできそうな気がしてくるのです。
こうして、たとえ優秀でなくても、キャリアや経験がそれほどなくても、結果を出せるチームができあがるのです。