2022.10.13
今回は子どもが負けたときに親としてどう接していけばいいかをお話をしていきたいと思います。
子どもにありがちなのは、自分が負けたことに向かい合わず、人のせいや状況のせいにしてしまうことです。
そういうときは、「何を言っているの?自分の責任でしょう。人のせいにしていたら、負けたことから何も学べないよ」と言いましょう。
負けて悔しがらない子どもには、「悔しくないの?」と聞いて、しっかりと悔しがってもらうことが大事です。
子どもは悔しがらないと、絶対に強くなれないものです。どうして、悔しがらない子どもがいるのかというと、悔しがったり、落ち込んだりするのが悪いことだと思っているからです。
たとえば、悔しがって泣いている時に「男のくせに泣いて」とか「馬鹿じゃないの。こんなことで落ち込んだりして」と言われると、悔しい感情は悪いものだと思うので、純粋に悔しがれなくなります。
ですから、親が負けて悔しがっている子どもに「一緒にテレビ見ない?」とか「とりあえず、ご飯でも食べたら?」と言って、腫れものに触るように対応するのもお薦めできません。
そうすると、子どもは周りの空気を察して、「負けて悔しがるとみんなに迷惑かける」と考えるようになるのです。
だから、親は子どもに、「悔しがっていいんだよ。悔しい時は悔しいと言ったほうがいいよ」と言えばいいのです。
アスリート達のなかにもプライドが高くて、自分の感情を上手く吐き出せない人がいます。そこで、「あんな負け方をして悔しくはないの?」と言うようにしましょう。
悔しいと言う気持ちをちゃんと自覚しないと、人はだんだんと弱くなってしまうものです。
相手との実力差があって、本人が「勝てる」と思わない場合は、負けて「悔しい」とは思わないもの。でも「相手に勝てる」と思っているから、悔しいのです。
だから、競って負けた場合は、悔しいはずなのです。
子どもに対しても「悔しがっていいんだよ」と言って、子どもが「あともうちょっとだったのに、悔しい」と言った時に、親は「そうだよね。悔しいよね」じゃあ、次は何があれば勝てると思う?」と聞くのです。
「最後にスタミナ切れしちゃって」
「そうか。じゃあ、どうしたらいいと思う?」
「これから朝30分早く起きて、走るよ」
こうして、負けから学んでいきます。そして気づいたことを行動に移さなければ意味がないのです。
子どもが悔しがらずに、「やってもやらなくてもいいや」と思うようなら、きついことは行動に移しません。でも、悔しさがあれば、きちんと行動にうつして継続できるものです。
負けたらちゃんと悔しがって、次に繋げて強くなるというのがポイントです。
なかには「やるよ」と言っても、三日坊主になる子どもがいます。そうしたら、親が「じゃあ、約束しない?次の試合まで自分で決めたメニューを絶対にやる?」と言えば、子どもはやるものです。
子どもがやりきった時に「すごいね。ちゃんとやったんだ。じゃあ、今までのあなたとは違うよね」というと、子どもはメンタルや体力、技術も少しずつ強くなっているものです。
少しずつ強くなりながら、どこかでコテンパンに負けて、悔しがる。そんなことを繰り返して、子どもは達成感や正しい悔しがり方という成長のプロセスを身に付けていきます。
子どもは「そうか、こうやれば強くなれるぞ」とわかってくると、親やメンタルトレーナーが付いていなくても、負けて悔しい時は前よりも練習に励むようになります。
これが勝つメンタルの作り方なのです。