遺伝子の力だけで、人の幸不幸は、変わらない

2023.10.27

今回は浮世先生の2017年12月24日のSNSから、自分の価値を高める秘訣についてご紹介します。

再手術、リハビリ1日目。

胸の傷跡は、痛いというよりジンジン熱くて夜中に目が覚めます。

胸には管が入っているの で寝返りを打てず。

だけど病気で熟睡できないことにも最近は慣れてきて、つらくて目覚めたら、お水飲んで、コミック読んで神経を緩くしてまた寝る。

お仕事でお休みをいただいていると、そんなふうに優しくできる時間がいいですね。もうスタッフに感謝しかない。

クリスマスは病院が少し暇になるらしく、私もそれを狙っての再手術でした。

仕事で現場も 少ない年末年始はいいタイミングなのです。

だけど、クリスマスに手術なんてかわいそうって思う人もいるのかな?

昨日、手術の麻酔から覚め、病院の待機室で「今日、帰ったらどんなおいしいものを食べようかなぁ」と、退院を控えて家族とワクワク話をしていたとき、カーテンで仕切られた隣の ベッドでは、どうやら私よりも先に退院する女性の鳴き声。

なんだかつらそうで、たいへんそう。

看護師さんや医師も優しく話をしているみたいだけど、つらそうな様子が伝わる。

でも、どうやらご主人も迎えにきてくれるみたいだし、今日退院できるんだし、再手術をしている私よりも、たぶん大丈夫な
んじゃないかと思うんだけど……(もちろん詳細は聞こえません)。

だけどつらいんだよね。悲しいんだよね。きっと、自分に起こったことや、いろいろなことが受け入れられなくて、パニクってたいへんなんだよね。

ベッドのカーテンを開けて、よかったら話聞きましょうか?と言いたくなるのをぐっとこらえました。いくら心理カウンセラーとはいえ、それではあまりに怪しい人になってしまうから。

心にそっと寄り添いたい。大丈夫だよ、って手を握りたい。どんなにつらい状況でも、私たち、まだ生きてるんだから。

「何もしなくても私は健康で病気しない」と自慢する人もいるし、私みたいにいろいろ気遣っているのに、子どもの頃から病気の百貨店みたいな人もいます。

だけどそんな遺伝子の力だけで、人の幸不幸は、変わらない。やっぱりどんな状況になっても、自分の「心」が幸不幸のものさしになる。それが心理を学んだ一番素晴らしい教えだと私は確信している。

病気では、その痛みのたいへんさや恐怖もあるけれど、一番怖いのは、自分は価値がない人間だと思ってしまったり、不幸でどうしようもない人生だと思ってしまったりすること。

「なんで私がこんな目に!!?」 という言葉は、言えば言うほど自分で自分を追い込んでしまう。

それよりも「まあ、国民の2人に1人はがんになるから」と受け止めて、「がん患者になっても私の価値が変わるわけじゃない」と、さらりと過ごしたほうがいい。

我が家では、普段買い物などしたこともない夫が、昨日は食事の買い物ついでに、イチゴのケーキを買ってきてくれた。サンタもヒイラギもついていない。

「これはクリスマスケーキじゃなく、単なるショートケーキだよ」と思わず爆笑した。そして、 優しさに心からありがとうって思った。

アイディアヒューマンサポートサービスの全拠点で、無料のお電話カウンセリングが始まっています。泣いていた彼女、家族とクリスマスケーキ食べたかな? 彼女のような人に、届いてほしい、心理カウンセラーの無料相談。

早く元気になって、私もアイディアに行ってお電話かけしたいなー。

そう願いながら過ごすクリスマスイブ

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